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鈴木春信展・その2

暑いー! 暑いというよりむしろ熱い!!

日本海側なのに熱い福岡からこんにちは! 暑さに負けず、前回の続きです。


「浮世絵」とか「鈴木春信」については、こちらをご参照ください。

今回の鈴木春信展についてのHPとなっています。




ざっくり言うと、浮世絵とは江戸時代のブロマイド兼ポストカード兼ポスターです。時にはカレンダーにもなったりする、印刷の絵ですね。イケてる歌舞伎役者のブロマイド、部屋に飾る絵、旅行で人気の名所案内などなど、いろんな役割のある木版印刷物を、浮世絵といいます。

これは、白黒の木版(木に彫ってばれんでこする、基本的な木版画)が主流だった時代から、その木版に色を手で塗ったものがあらわれ、そこからさらに多色、つまり白黒ではない、カラーの浮世絵に変化していきます。


鈴木春信は、この手で採色したもの(紅絵というそうです)、そして数色のカラーが出せるようになったもの(紅摺絵)、そしてそれがさらに多色になったもの(錦絵)の時代に活躍した浮世絵師です。

複数の色を摺ることができるようになった時代に、星のようにきらめいてスターダムにかけあがり、それからわずか四年ほどで亡くなってしまったアーティスト。すばらしい腕と、時代の要請がぴったりとあった奇跡的な偶然からすばらしい芸術品が生み出されることがありますが、春信の浮世絵はまさしくそれでしょう。

絨毯で言えば、そうだなぁ、クムでシルクの絨毯をごく短い間だけ制作していた、ラシティザーデ工房みたいなものかしら。


前回も書いたように、彼の作品はそのほとんどが海外所蔵なのですが、今回はなんとかなりの数を見ることができ、かつそのほとんどが日本では初出品という機会になります。レア!


鈴木春信の作品で、どうしても見たかったものがありました。

画像を貼ることができないのが惜しいのですが、鈴木春信展のHPの、第1章のところにある「夕立」という浮世絵。これが、私は大好きで……!

風の強い中、きゃーって感じで女の子が洗濯物を取り入れようとしている、まさにその部分を切り取ったもので、素朴なテーマと、今にも吹き飛ばされそうな洗濯物の躍動感、そして風に吹かれちゃってる女の子の愛らしい感じがとても、いい……!




これは2008年に開催されたボストン美術館浮世絵名品展のカタログですが、この展覧会でも来ていた作品です。これをもう一度見たかったんだ…。

「女三の宮と猫」「源氏窓に若い男女」など、素晴らしい作品がたくさんあって、見ごたえもたっぷりでした。

春信の作品を中心に、その周辺の作家の作品も揃え、鈴木春信というひとがどんな時代に、どんな作品を制作したのかがわかりやすく並べられています。



もう少しだけ続きます。あと1回だけお付き合いください。



 
 
 

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