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絨毯の輸入のお話

引き続きこれを読んでます。↓





小泉和子編著『日本インテリアの歴史 室内で見る日本住宅 古代から近代まで』河出書房新社、2015年



敷物関連を中心に見ているのですが、ものすごーく素朴に、漢字が読めない……。

蓆(むしろ)はともかく、薦(こも)や、材料である苽(まこも)、萱(かや)あたりになると何がなんだか……日本の歴史すごい……。


それはともかく、一通り通史で見終わったのですが、日本の一般の人々にいわゆる敷物が流通し始めたのは江戸時代なんだそうです。たった300年ほど前なんですねぇ。

それも、家の中に敷くのではなく、婚礼などの慶事やお花見などのイベントごとのときだけ敷いてたみたいです。たしかに、浮世絵とかのお花見の絵で、みんな赤い絨毯(緋毛氈)に座ってたなあ。そういえば、ひな人形も緋毛氈に座ってますね。


これは、当時、数少ない貿易相手国だったオランダからの輸入品だったそうです。

大量輸入されて価格が下がったため、庶民でも手に入れられるようになったとか…。

17世紀から18世紀は、ヨーロッパではタピストリーやシルクの織物が隆盛を極めていた時代。

イランの場合は、オスマン=トルコとムガル帝国時代です。

まだ安価な合成染料は出現してない(1800年代後半と言われているので)ので、オランダから輸入された緋毛氈も、まだ天然染料で染められていた時代なのかなぁ。


この緋毛氈は、いわゆる「フェルト」で、ひと目ひと目織っていく(結んでいくともいいますね)「絨毯」とは全く別種の敷物です。こちらも古くからある敷物です。

本格的なペルシャ絨毯の輸入は、まだまだ後。

そう考えると、私たちにとってペルシャ絨毯がなじみのないアイテムだっていうのもうなずける気がします。

 
 
 

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