ペルシャ絨毯に「ベルト」?
- ROUME 上木原

- 2018年6月8日
- 読了時間: 3分
こんにちは! 本格的に梅雨入りですね。
昨日は青空が出て陽も差していたのに、今日はどんより雨模様の福岡です。
個人的に雨も梅雨も嫌いではないのですが、本や絨毯が湿っぽくなってしまうのが気にかかるところ……。昨日は一日、書籍や絨毯に風を入れて過ごしていました。
その時に、うっかり絨毯のベルトにちょっとだけカビがついていて、「あっぶなーいセーフセーフ★」と思ったので、ちょっとベルトのお話でも見ていってください。
ペルシャ絨毯のお手入れについても、そのうち記事を書きたいなあと思っています。
絨毯のベルトってなに? ってところからだと思うのですが、これです。

絨毯のエッジ(絨毯の縦方向のはじっこのことです。ちなみに横方向はフリンジと言うふさふさが出ています)の裏の部分にぴょーっと縫い付けてあるこれ。

この表のエッジ部分をぺらっとめくると出てくる、

この部分です。
ペルシャ絨毯の本体に糸で縫い付けてあるこれをベルトと呼んでいます。
これは、いわゆる反り止めです。
特に日本は、イランに比べてとっても湿気の多い国ですので、ウールが湿気を吸って縮んでしまうことが時々あります。それを止めるためにあえてつけています。雰囲気としては重りみたいなものでしょうか。
縮むと、たいていはくるんと内側に丸まっちゃって、床から浮いて使いにくくなったりしますので、私はベルトはあるほうがいいなと思っています。
あえてつけない業者さんもいますし、どっちがより良いというわけでもないのですが、わりと心配性なので、あったほうが個人的には安心しています。
このベルト、高級感を意識して革を使う場合もありますが、私はビニールがイチオシですね。
さっきも書いたみたいに、日本は湿気の多い国です。
革は、ビニールより、カビがつきやすいので……!!
しまいこんでいる革のバッグが、ちょっと油断した隙にカビがついてしまう、あの悲しさったらないですよね……(経験者は語る)
ビニールの場合はそもそもカビがつきにくいですし、もしついたとしても、私も昨日したところですがさっとふき取って風のあたるところにしばらく放置しておけばそれでOKなので、手間がかからず便利です。
カビは、ウールにとってももちろんですが、他の素材にとってもよくないんですよ。
特に経糸がコットン、つまり綿のものだと、経糸に取り付いて腐らせてしまいやすくなります。綿はカビに弱いのです。
経糸は、家で言うところの大黒柱みたいなもの。
これが切れてしまうと修理も大変で、手間と時間と修理費用がどかーんとかさんでしまいますから、そういう意味でも、ビニールの方が安心だなーと(修理できないわけではないところが、ペルシャ絨毯らしいですけれども(笑))
経糸に綿を使うことの多いナインやビレッジ系の絨毯は、特に注意ですね。
長く使うことを前提に作られたペルシャ絨毯を、風土の違う日本で使う時の小さな工夫が「ベルト」と言えるでしょうか。
ものぐさな私は、そんなペルシャ絨毯をさらにお手軽に、快適に使っていきたいなあ、使って頂きたいなあと日々、思っています。



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