展示作品のご紹介2「変わるライオンラグ」
- ROUME 上木原

- 2022年11月20日
- 読了時間: 2分
今回の催事、もちろんライオンラグも連れていきます!

すごいインパクト!
全体像はこんな感じです。

本にも書きましたが、ライオンラグのデザインとしては古くからあるものです。
ペルセポリスをはじめとする、ファース州の遺跡群にあるライオンの像を取り入れたデザイン。
ときどき勘違いをされるのですが、ペルシャ絨毯のデザインは常に変化するものです。
完成されたデザインというのはありますが、時代背景、あるいは遊牧民の絨毯の場合は織り手、工房の絨毯の場合は工房のオーナーやデザイナーの好みや意志も強く反映され、その完成されたデザインパターンのさまざまなバリエーションとなっていきます。
特に、ライオンラグやギャッベを織るカシュガイ族のひとたちは、流行や新しいデザインに対する感度が高く、それらを自分たちの織る絨毯に即座に反映させる、鋭いセンスの持ち主です。
昔からそうだったみたいで、イギリス人の書いた旅行記にもそういった文章が残っています。(この辺りは拙著をお読みいただけると幸い。)
今でもそうで、昨今の流行は、リアルなライオンの形に近くなっていて、昔の国旗のモチーフ(ライオンが剣を持ち、背中から太陽がでている)や、前を向いて吠えかかるモチーフ(真横からライオンを見たデザイン)のように思います。
こういった、遺跡をモチーフにしたものや、ライオンの形に近いけど直線を多用したもの(昔のイギリスから入ってきた毛布のデザインだと言われています)は、あまり見なくなってきました。
なぜそうなってきたかについては、イベント会場のテキストでぜひご覧ください。
このライオン像のデザインは、インパクトこそありますが、ライオンラグのデザインの中ではアート性のとても高いものだと思います。歴史的な重みと、かろやかなデザイン性が絶妙にまじりあっているのがライオンラグならではでしょうか。
インテリア的にとても難しいというお声はよく届きます。
敷き方や生かし方のテクニックはお伝えできますので、その辺りは会場でお声かけくださいね。
外で辛いことがあっても、「いいもん、家に帰ったら私にはライオンがいるんだからな!」と思えばちょっと元気がでますよ(笑)



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